2012年11月13日火曜日

うつ病の回復には、3つの時期がある。

この1年、自分なりにすごくがんばった。たくさん残業もしたし、不本意なことも耐えて、会社の仕事をこなしてきた。そういえばなんだか最近、眠れない。寝つける日も、朝暗いうちに目がさめてしまってもう眠れない。集中力も落ちてきたし、資料を読んでいてもさっぱり頭に入ってこない。食欲も出ないし、無理して食べてもおいしくない。休みの日も寝ているだけで、外出するのもおっくう・・・

周りの人から精神科受診をすすめられて、しぶしぶ受診したら、「3ヶ月の休養が必要です」との診断書。
えー、3ヶ月も・・・?!そんなに長く休んだことないよ。いったいどうやって過ごせばいいの?

・・・という方が多いと思います。普通に生活していたら、学校時代を含めても3ヶ月も休んだことない、という方も多いでしょうし、びっくりして当然ですよね。

そこでまず、お伝えしたいのは、うつ病の回復には、3つの時期があるということです。

第1期:「休養リセット期」
第2期:「生活リズム確立期」
第3期:「回復リハビリ期」

です。ネーミングは私がつけました。


第1期:「休養リセット期」2週間から1ヶ月
こころとからだの疲れをなるべく降ろす時期。睡眠が生活の中心となります。ここできちんと疲労をリセットできると、あとの流れがスムーズです。

第2期:「生活リズム確立期」1ヶ月
第1期できちんとリセットできたら、睡眠と食事の時間を規則的にして、生活のリズムを作ります。合間の時間の過ごし方は、その時の気力体力に応じて調整していきます。散歩などの定期的な運動も取り入れていきます。

第3期:「回復リハビリ期」1ヶ月
精神面、体調面で安定し、「家にいるぶんには元気で問題ない」という感じになってきたら、休職前の生活に戻るための練習をしていきます。
復職したいという意欲が出てきたら、通勤時間の電車に乗ってみたり、半日〜1日を図書館で過ごす、などの行動をしてみます。

期間は、3ヶ月の休養の場合の目安です。人により、必要な期間はちがってきますが、「いまだいたい自分はどこにいるのかな?」と考えてみると、今後何をすればいいかがわかってきます。

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